国別研修は,開発途上国側の個別具体的な要請に基づき,専門分野の研修を「オーダーメイド」で計画・策定し,実施します。
過去の記事をまとめたものです。
研修期間 | 令和3年2月8日~2月10日 |
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研修対象国 | キルギス共和国 |
対象人数 | 8名 |
《本研修は新型コロナウイルス感染症の世界的な影響から日本と海外をオンラインでつなぐ遠隔研修を実施しました。》 |
キルギス共和国(以下キルギス)では、集団農場体制の下に整備されていた家畜防疫体制はソ連崩壊と共に消滅し、家畜疾病の蔓延が畜産振興や近隣諸国への畜産物輸出の大きな障害となっています。 また、政府予算や人員不足から公的な獣医衛生サービスが不充分であることから民間獣医師の活用が検討され始め、民間と連携した獣医衛生サービスが推進されています。 このような背景から、獣医サービスに携わるキルギスの研修員を対象として家畜防疫や獣医師の資質向上をテーマに十勝を事例にした3日間の研修を実施しました。 講師からのお話しに研修員は自国の状況や体制と対比させ、その違いに大きな関心をよせながらこれからの獣医サービス強化に向けて研鑽に励んでいました。 |
研修期間 | 第1週 令和2年10月12日~10月16日 第2週 令和2年11月2日~11月6日 ※研修員が現地で活動するために2週間のインターバルを設けました |
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研修対象国 | ネパール、パキスタン、タジキスタン、バングラデシュ、スリランカ、ブータン |
対象人数 | 27名 |
《本研修は新型コロナウイルス感染症の世界的な影響から日本と海外をオンラインでつなぐ遠隔研修を実施しました。》 |
対象国では習慣的な生産活動が多く、同じ作物が同時期に市場に溢れてしまい、安価に取引され、生活にも影響が及んでいるケースが少なくありません。 本研修は平成18年に開始されたケニア農業省とJICAの技術協力プロジェクトにおいて開発された小規模園芸農家支援のアプローチであり、野菜や果物を生産する農家に対し、「作って売る」から「売るために作る」への意識変革を起こし、営農や栽培スキルの向上によって所得の向上を目指すことを目的とし、南アジア向けに実施されました。 「生産者を中心に、必要な情報がきちんと行き渡るように各々の立場を活かして自国の農業振興に貢献したい」と、決意を示してくれた研修員の今後の活動が期待されます。 ※写真(上):遠隔での実施に伴い、感染症対策を視察に代わる映像教材を事前に作成しました ※写真(下):オンライン会議システムツールを通して質疑応答やディスカッションを行いました |